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弁護士の債務整理コラム

保証人になったら借金の督促がきた!

投稿日:2018年3月3日 更新日:

はじめに

絶対に迷惑をかけないから保証人になって欲しい。家を借りるために保証人が必要だから。などと言われ保証人になる方は多くいらっしゃいます。しかし、保証人の意味についてよく知らないまま保証人になってしまうと、忘れた頃に借金の取り立てがくることがあります。

保証人って何?保証人に私はなれるの?連帯保証人との違いは?などの疑問についてお答えします。

保証人とは

保証とは、お金を貸した人とお金を借りた人との間の借金について、借金が返済できなくなった場合に、代わりに借金を返済するという契約をお金を貸した人と約束することです。

民法では、「保証人は、主たる債務者がその債務を履行しないときに、その履行をする責任を負う。」と定めています。
したがって、借金をした方が返済できなくなった場合、保証人として責任を追及させ、借金を返済する義務が生じることになります。

保証人は誰でもなれるのか?

保証人は誰でもなれるわけではありません。

 ①行為能力者であること
 ②弁済を有する資力を有すること
 の2つの条件が必要となります。

 未成年者や成年被後見人の場合は、行為能力がないとされ、保証人になることはできませんし、生活保護を受給している場合は資力がないとして保証人になることはできません。

保証人と連帯保証人の違い

保証人の場合であっても、連帯保証人の場合であっても、お金を借りた人が借金を返すことができなくなった場合に、代わりに借金を返済する義務を負うという点では同じです。

保証人と連帯保証人とは字のごとく、「連帯」という言葉が入っているかどうかで区別されます。そして法律上は、連帯保証人の場合、催告の抗弁、検索の抗弁がないという点で区別されています。 

検索の抗弁とは、お金を貸した人が保証人に借金を請求してきた場合、保証人はまずはお金を借りた人に請求するべきだ!と反論することが法律上認められていることをいいます。

また、検索の抗弁とは、お金を貸した人が、お金を実際に借りた人に請求したものの回収はできないと判断した場合であっても、保証人がお金を借りた人に資力があることや強制執行によって回収が可能であることを証明した場合、保証人に対する請求はできない!と反論することが法律上認められていることをいいます。

つまり、連帯保証人の場合は、借金をした人に一度も請求しなくても、いきなり保証人に対して請求することができたり、お金を実際に借りた人に財産があった場合でも、保証人は返済を拒むことができないという重い責任になります。

保証人として代わりに返済した場合のその後

保証人として代わりに返済した場合においても、本来借金を返済したする義務があるのは、借金をした人自身です。保証人はあくまでも借金を肩代わりしたに過ぎません。

したがって、保証人として代わりに返済した場合は、借金をした本人に対して肩代わりした借金の返済を要求することができます。

保証人となったのは騙されたからだという反論

友人から「絶対に迷惑をかけないから保証人になって欲しい。」「名義だけで大丈夫だから。」と頼まれ保証人になったものの、友人は夜逃げしてしまったため、銀行や消費者金融が家に取り立てに来た。という相談を受けることがあります。

このような場合、「絶対に迷惑をかけないと言っていたから保証人になったのだから、保証人になったのは無効だ」「詐欺と同じだから無効だ」とおっしゃることがあります。

しかし、残念ながら、保証人としての借金を返済する義務が免除されることはありません。保証の契約は、あなたとお金を貸した人との契約であり、お金を借りた人がどのように説明していたか等は重要視されないからです。また、詐欺というのは、初めから騙すつもりがあった場合のみ成立し、初めは返済つもりだったが、結果として返済が不可能になったというような場合は、詐欺には当たりません。

 したがって、保証人の責任が免除されることはほとんどの場合ありません。

最後に

保証人になったことすら忘れていて、ある日突然督促状が届いたという話を聞くことが多くあります。その場合、既に時効が成立し、借金を返済する義務が無くなっていることもあります。しかし、督促に応じて支払ってしまえば、時効を主張することができなくなりますので、督促がされた場合は、何もせず弁護士に対応をご相談下さい。

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